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国の補助金申請件数が昨年同期比で1.5倍に

 家庭用の太陽光発電の国からの補助金は、今年度(平成23年4月~)から減額されていますが、補助金申請の窓口である、太陽光発電普及拡大センターによると、4月~7月までの4ヶ月の累計では、前年同期比で54.7%増と、およそ1.5倍に増えているようです。

 この数字を月別に見てみると、

     今年  昨年  増加率
 4月  9,550   302 31.6倍(3,162%)
 5月  20,971  15,795 32,8%
 6月  23,036  16,788 37.2%
 7月  23,980  17,238 39.1%
 累計  77,537  50,123 54.7%

ということで、4月は特殊要因があるとしても、その後も増勢基調が続いていることがわかります。佐賀県の設置件数が前年並みということをお知らせしましたが、全国的にはそれよりも好調なようです。

 繰り返しになりますが、国の補助金は3月末までは、1kW当たり7万円でしたが、4月からは4万8千円に減額になりました。4kWなら、従来は28万円だったものが、4月からは19万2千円に減額となります。さらに電力買取制度の買取価格も4月から減額になっています。

 それにもかかわらず、これだけの勢いがあるのは、やはり、東日本大震災と原発事故、そして東京電力のエリア以外でも、電力不足が厳しい状況となっていることで、家庭での太陽光発電の設置への関心は相当に高まっているということのようです。

 では、という時期に設置することが良いことなのかどうか? についてですが、太陽光発電の設置についての情報収集を時間をかけてやってきた方で、今、設置する決断をした方ならば良いと思います。

 しかし、ちょっと思いついて、短期間で慌てて付けるということはお薦めしません。悪徳業者が跋扈しているということもありますが、太陽光発電は、思ったより、個別の事情によって色々な問題があります。成功例もありますが、失敗例も多いようです。十分に時間をかけて検討してから設置しても、遅過ぎるということはありません。自分のペースで設置の検討をすることが大事だと思います。

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マサチューセッツ工科大学が太陽光がいらない太陽光発電セルを開発

 マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、太陽光線がなくても発電する、太陽光発電セルを開発したと、この程、科学雑誌に発表しました。

 可視光線以外の、紫外線や赤外線による太陽光発電セルは今までも開発されていましたが、発電効率が良くありませんでした。 今回、マサチューセッツ工科大学の研究チームは、その発電効率を実用可能レベルまで引き上げました。

 今回開発された画期的技術は、半導体ソーラーセルの外側に薄いタングステン層を作り、そのタングステン層にナノレベルの、孔や突起をつくることで、この層を通る熱、すなわち赤外線を、もっとも発電効率の良い波長の光に変換するというものです。タングステンはレアメタルではありますが、すごく高価というわけでもなく、使用量も少ないので、材料費の問題は無いようです。

 MITのチームは、マイクロ発電機を開発しており、それは、腕時計に使うリチウムイオンのボタン電池ほどの大きさだということです。これはブタンを燃やして、その熱を光に変換して発電するという仕組みのものです。しかも、その発電効率はリチウムイオンボタン電池の3倍という高効率のものです。そして、その発電効率を、更に3倍にしたいとのことです。

 無駄に捨てられている熱は、この世の中には無限にあります。テレビや自動車など、ほとんどすべての機械の中には、熱を放出している部分があります。今回の研究成果では、このような無駄な排熱を利用して発電することを可能にしました。

 MITのチームによれば、さらに発電効率を上げることで、スマートフォンが、自身からの熱を発電に使うことで、充電やブタンなどの燃料供給を、1週間しなくても良くなるとのことです。

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 同じような研究で、画期的という意味では、前にご紹介した、光吸収率が現在の100~1000倍の太陽電池 の方がはるかに素晴らしいと思いますが、今回のMITの研究の素晴らしいところは、ほぼ実用段階に到達しているということですね。

 また、目指しているのは、大容量発電ではなく、小電池代替だということもあります。この分野では、マイクロ燃料電池などもありますが、今回のMITの発表を聞く限りでは、マイクロ燃料電池より、商業化には近そうです。

 ただ、この路線を進めていくと、携帯電話の電源として、太陽光を使ったり、熱を使ったり、燃料を使ったりということになると、使っている身としては、結構管理が複雑になり、だったら今までの充電方式でいいやということになるかもしれませんね。

 電力不足で、原発に頼れなくなった日本人としては、排熱による大容量発電にも期待したいところです。

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