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太陽光発電は下火になったのか?

 太陽光発電の盛り上がりが一時に比べてめっきり下がっているように感じます。
主たる理由は、やはり原発事故との関連で、太陽光発電が原発の代替になるのは無理という認識が拡がって来ていることが大きいでしょう。
 さらに、補助金の減額、中国メーカー製太陽電池パネルの品質問題やメーカーの破綻なども拍車を掛けているのかも知れません。

 一方では、太陽光発電拡大の底流の力強さを感じさせるニュースもあります。

 ドイツでは今年の4月に、太陽光発電と風力発電の出力が、はじめて電力需要の50%を上回りました。これはある時点での電力供給が電力需要の50%を超えたということで、ある意味瞬間的なものではありますが、日本の8月の午後2時のピーク電力問題などを考えると、大変に意味のあることでもあります。ドイツの地道な努力の継続が大きな成果を上げつつあるようです。

 また、昨日はジェネラル・エレクトリック(GE)が、中国企業と太陽光発電事業協力契約を締結しました。協力の内容は、技術協力だけではなく、顧客のファイナンスや政府など公的機関との関係調整支援など、顧客企業が事業を進めていくのに具体的に必要な内容であり、環境対策に不熱心と見做されていた中国でも、かなり本気で太陽光発電の拡大に取り組んでいることを感じさせます。

 実は日本でも、事業者による太陽光発電事業はかなり拡がって来ているようです。政府による補助金が後押ししているようです。補助金が高過ぎることを問題視されているくらいですから、事業性は十分にあるのかも知れません。むしろ土地取得などで様々な法規制に苦労するようで、この辺りが諸外国より障壁になっているようです。

 こうしてみると、世界的には太陽光発電の拡大は力強く続いているようです。そしてその発電量は年々かなり拡大しているようです。

 太陽光発電が地球温暖化問題や原発削減に大きく貢献できるのかどうかはまだまだわかりません。また、有害重金属を多く含む太陽電池パネルの廃棄による環境問題が既に発生しています。
 しかし、差し迫りつつある環境問題やエネルギー問題に太陽光発電は大いに貢献するであろうという予想の下、各国とも着々と太陽光発電を拡大している状況に変わりはないようです。

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2.77kWで100万円の楽天ソーラーは買い得か?

 来週月曜日(7月17日)から楽天が「楽天ソーラー」の名前で太陽光発電システムの販売を始めるそうです。

 最大の特徴は、中間業者を通さずに販売・設置までを一貫して行うことで、販売価格を抑えたことにあるとのことです。施行は太陽光発電の販売・施行に実績のある株式会社日本エコシステムが行うということです。

 では実際の価格を見てみましょう。

2.77kWモデル 950,000円(税抜) 853,050円(国補助金控除後の価格)
3.33kWモデル 1,155,000円(税抜) 1,038,450円(国補助金控除後の価格)
3.88kWモデル 1,320,000円(税抜) 1,184,200円(国補助金控除後の価格)
4.44kWモデル 1,485,000円(税抜) 1,329,600円(国補助金控除後の価格)

税込みで計算すると、2.77kWの場合、1kWあたり360,108円になります。4.44kWの場合は351,182円となります。昨年から太陽光発電システムの実勢価格はかなり下がっており、現在は1kWあたり40万円台が多いようですので、平均に比べると1~2割安い感じです。ただ実際に工事をすると結構追加費用が掛かることも多いので、明確には言えません。

 保証は10年で、ごく一般的です。

 パネルのメーカーは公表されていません。これは気になるところです。中国メーカー品の場合は現在20万円台という価格もあります。

 インターネットで申し込み時に住所を入力すると、衛星写真で屋根の大きさや形状を把握して自動的に最適な製品を割り出すなどの点は、いかにも楽天らしいですね。そして、国や自治体からの補助金、想定される発電量、年間で節約できる電気代などの、見積りシミュレーションが出て来るとのことです。こういうのは便利かも知れません。

 しかし、中間業者を通さないといっても、実際には楽天も日本エコシステムも中間業者です。実際に施行するのは、殆どの場合、提携している各地の工事店です。流石に訪問販売の場合の販売経費よりは安いでしょうが、インターネット受注をしている業者は既に数多く有りますので、コスト構造的に特別な強みがあるとも思えません。当初の価格が本当に安くても、他業者もすぐに追随して来るでしょう。

 楽天ソーラーの参入でこの業界に大きな変化が起きるということは無いと思います。ユーザーはアフターケアも含めて信用できる施行業者を選びたがります。実際に施行もやる地場の信用できそうな業者を選ぶ傾向は変わらないでしょう。

 一方で、楽天のブランドは大きく、これを機会に太陽光発電に興味を持ったり、施行する人も少なからずいるでしょう。そして、楽天ソーラーの評判が良くても悪くても、太陽光発電システムに興味を持つ人が増えて、コミュニケーションの輪が拡がり、ユーザーが賢くなっていく事は好ましいことだと思います。

 楽天ソーラー自体の成功の鍵は施行業者の日本エコシステムにあるのでは無いでしょうか。衛星写真から見積りをすると言っても、実際には色々な問題が出て来るのが施工の世界です。それにどう対応していくかが最も重要なポイントだと思います。

 さて、楽天ソーラーが買い得がどうかですが、現状では何とも言えません。買ってみないとわからないということです。明確なメリットは無いように思いますが、候補のひとつとして考えるのは良いのでは無いでしょうか? 実際に工事を担当する人の顔を見てから決めたいところですね。

シャープが太陽電池セルで世界最高変換効率36.9%を達成

 本日シャープは、研究レベルにおける非集光太陽電池セルにおいて世界最高変換効率となる36.9%を達成したと発表しました。

 これは、太陽電池を3つの層に積み重ねた化合物3接合型太陽電池という種類のもので、インジウムやガリウムなど、2種類以上の元素からなる化合物を材料とした光吸収層を持つ変換効率の高い太陽電池です。この種類の太陽電池は主に人工衛星に使用されています。今回開発された技術も、人工衛星用として2014年の実用化を目指しています。

化合物3接合型太陽電池の構造


 同社はこのタイプの太陽電池の開発を2000年から研究開発を開始し、2009年にはインジウムガリウムヒ素をボトム層として、3つの層を効率よく積み上げて製造する独自の技術を実現し、変換効率を35.8%まで高めることに成功しています。

 今回は、各太陽電池層を直列に繋ぐために必要な接合部の抵抗を低減させることで、太陽電池の最大出力を向させて変換効率のアップを実現しました。

 将来的には、極薄の太陽電池層をフィルムなどに転写することにより、軽量でフレキシブルな太陽電池が可能となるとのことです。同社は、この技術を集光型太陽光電池への応用、宇宙用や飛行体、車向け用途などでの実用化を目指しています。

 シャープの長年の技術の積み重ねにより、また少し効率を上げたということのようです。長年の研究努力に敬意を表したいと思います。しかし、この技術は人工衛星などの特殊用途用にしか使われておらず、家庭用太陽光発電システムのような普及タイプ用としては実用化されていません。コストが非常に高いのでしょう。

 今後は、画期的な新技術により低コストで高効率の太陽電池が、相次いで実用化されそうですが、5年後には達成されているのでしょうか。それとも、予定通りに開発が進まず、従来型技術の延長が当面続くのでしょうか?
今回のシャープの技術も普及型として実用化されることがあるのでしょうか。
実際には、まだまだわからないのかも知れません。
 
 2020年までには、普及タイプの太陽光発電システムの発電コストが大幅に安くなるような実用化がなされていることを期待しています。

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